【遠征memo】






【遠征memo】

2017.8.1
【なでしこリーグカップ第10節対ノジマステラ】
今回もこのコラムで行きます。

朝起きて、遠征経路を改めてチェックしたら、あら、最寄りの私鉄が運休してる??
ちょっと焦って、もう少し調べたら、早朝の倒木事故でダイヤが乱れていて運休も出ているらしい。それで急いで支度して、とりあえず出発。
最寄りのコンビニで昼食を買って駅に入ったら、遅延は起きているけど列車は動いているようだった。
そこからは来た電車に乗って、何も考えずに真っ直ぐ最短で篠ノ井駅に到着。
12時半。。早すぎる。。
駅の階段を降りてみる。駅前は、昨日から始まっていたお祭りで(夜に予定されていたびんずる踊りは雨で中止になっちゃったそうですね)、屋台なんか出てて賑やか。ここを通るのもいいな、歩いていくか。
徒歩40分って言ったら、五井駅からオリプリくらいまでだよな。
屋台の中に「電球ソーダ」がありましたよ。朝陽びんずる(旅行記に書きました)で飲んだ電球ジュースの親戚だろうな。入れ物は同じだった。
途中で、「祝AC長野パルセイロ・レディース1部3位」という弾幕を見つけた。横の壁に「アスペースしののい中央パーキング」と書いてあった。商店街のいちばんいいところにばーんとはってある。街を挙げて応援している感じが伝わってきた。
そもそもこの通りには、ずっと街路灯にAC長野パルセイロの応援幕が下がっている。それはお祭りを抜けて、さらに真っ直ぐ歩いていって、長野Uスタジアムに行くのに曲がる角のところまで続いていた。
その曲がり角のところに、私が工事中だったときからしつこくこだわっている、でかいりんごが店頭に置いてあるお店があった。でも、ここにはまた来られるな。
というのも、歩いている最中に、この日はFMぜんこうじの「フォルサ☆パルセイロ」というラジオ番組の公開収録がスタジアムの中であって、確か集合がスタジアムのチケット売場付近に13:15だったと思い出して、もしかして、これに行けちゃう?
パルセイロの情報を扱う確率が高いラジオ局の中で、radikoで唯一聴けないのがこのFMぜんこうじだった。ローカルすぎて、ネット配信とかしてないから笑。
でも、毎回、チームの運営に関わっておられる方々が登場していて、前の週はなでしこリーグの担当者の方が出演されたようだった。運営のことを聞ける機会はそうそうないので、興味があった。

多少早足で歩いて、集合時間に間に合った。
バックスタンドで観るつもりだったので、荷物を(雨の心配があったのでゴミ袋に突っ込んで)自由席の待機列に置いて、受付にいた人に伺ったら、「中に入っていって、美濃部GM探して。そこだから」って言われて、「うぉ!」汗。本当にしかも、入口のところに美濃部GMがいらした汗汗。
会場は、メディア関係者入口から入ったところにある記者会見場だった。普通入れない、こんなとこ。
ドリンクが用意してあって、ビールに混じって「零ichi」というノンアルコールビールがあったので、それをいただいた。ノンアルコールビールって多分飲むの初めて。
乾杯して、収録開始。

司会は、FMぜんこうじのパーソナリティ宮島陽子さん。
隣には、公開収録の受付をしてくださっていた営業担当の大橋良隆さん(さっき受付にいた人だった笑)。
その隣に美濃部直彦GM。
大橋さんと美濃部さんがかつて、選手と監督の間柄だったことを、収録の終わりの方で知った。
この件、先に触れちゃおう。
今調べたら、美濃部GMは、元は選手をなさっていて(井原と同じ高校で2つ上)、京都の初代主将を務めている。京都時代には京都のスポンサー任天堂の影響もあって、鼻の下のひげから「ルイージ」(マリオのお兄さんですねって、え、双子だったの!? 知らなかった)ってあだ名もあったらしい笑。2013年からAC長野パルセイロの監督になり、JFL新記録となる24戦無敗を達成して、チームを優勝に導いたという輝かしい経歴をお持ちだった。2015年に体調不良から辞任、そして今年からGM。
大橋さんの方も、元は選手で2009年から長野。JFL昇格に貢献した方で、2015年に引退。そういうわけで、監督と選手だった時期が3年弱?ある。ちなみに、今年の6月に「長野県人権大使」にも任命されていると調べている最中に分かった。
公開収録では、お二人とも気さくなおじさまって感じだったのだけど、とても偉い人たちだった。。汗

まず収録の前半戦では、今年からレディースのスポンサーにもなってくださったという明治安田生命長野支社の方の貴重なお話が聞けた。
詳細はラジオで流れるだろうから省くが、毎試合、ボランティアの方々と一緒に裏方として参加してくださっているのだそうだ。Jリーグ女子クラブ=JJクラブというのがあるそうで、女性の社員の方が300人ほど入っておられるらしい。
レディースでも、9月16日の第15節のUスタでの試合が、明治安田生命サンクスマッチになっていて、このときに配られる予定の品が公開された。

後半戦では、ドリンクを差し入れてくださったキリンビールの長野支店の方のお話が聞けた。今回私が飲ませてもらった「零ichi」は今年の4月に発売になったものとのこと。キリンの主力商品「一番搾り」も配られていたのだけど、同じ製法で作られているのだそうだ。味は、、アルコールじゃないとこういう味になるのかという感想。
長野支店長のお話で、興味深かったのが、「あるをつくして」という言葉。信州では、宴会などの締めで使われる言葉だそうで、「全部食べ尽くす」という意味から出て、「もったいない」とか「やれることは悔いなくやってしまおう」とかいう意味なんだそうだ。面白い方言だなぁ。
キリンといえば、中野さんも代表のときに出場してたキリンチャレンジカップなど、日本サッカー協会と縁の深い企業だけれど、これ、元々は日本サッカー協会が原宿にあって(正確には岸体育館の中にあって。はい、確かにあります、岸体育館。表参道に出る角にあるから、おばあちゃんがよくランドマークに使ってた。なつかしー)、JRの線路を挟んでキリンビールの本社があって(ありました、これも確かに笑)、当時JFAの専務理事だった長沼健さん(その後、会長になられましたね。現在は故人)が、ご近所ということでキリンにご挨拶にいらして、そこからのご縁なんだそうだ。
えー。そうだったの。地縁って意外と大事ね。。個人的には、1998年、いわゆる男子の日本代表が初めてW杯に出場することになった年に、キリンビールとキリンビバレッジが日本代表のオフィシャルスポンサーになって、本格的にその関係も有名になった印象がある。
キリンとJFAの関係については、キリン公式の中のこちらに詳細が。
その話題のあと、地元篠ノ井の方たちのお話になって。
レディースの試合でもバックスタンドにスタジアムグルメを出してくださっている中華料理屋さんの橙宴(とうえん)さんが、長野のチームの応援を立ち上げてくださったこととか。それが「ししくらだましい」なる団体?に繋がっているそうなのですが、調べたら、記述としては「獅子っくら・魂!しののい」というのが正式名称のよう(Facebookページがありました)。
また、橙宴さんではレディースカクテルも出していて、キリンのシードルやクランベリージュースを使って作っているということで、その場にカクテルが1杯あって。どなたか試飲を、、となったら、どなたも反応なさらないので、僭越ながら私が試飲させていただきました笑。シードル好きだから嬉しかった♪ 美味しかった♪ ちなみに500円で売られているそう。他にも、長野のソウルフードだというあんかけ焼きそばも売られているそうなので、いつか食べる。楽しみ。
あ、このカクテル、シードルというのはりんごのお酒で、りんごは長野の代表的な作物でもあることから、シードルをメインに持ってこられたそうですが、私、初めて知ったのだけど、パルセイロのエンブレムに入っている緑色の花。これ、りんごの花なんですってね。
長野パルセイロの公式では、試合情報の中に、ちゃんとスタジアムグルメの店名も入れてあるので、これで「とうえん」さんが「橙宴」さんだと分かった!(正確には、パルセイロのチームカラーでもあるので「橙」のお話は出たのだけど、「えん」の漢字が分からなかった) 素晴らしい。今年、日テレのホーム戦で、陸上競技場の外で出店を出していらした方に、おずおずと「ここにはいつも出店、出てるんですか?」って尋ねられたことがあったのだが(その件は、かつて「もしもし?」に書いたが)、その状況とは雲泥の差。
チームとの協力関係の深さが、あるんだなぁって。
そんなことで(他にも「青G」=あおじーというおじいさまがいらっしゃいましたが、新参者にはよく分からず。登場した方、全員は触れてないのをお許しあれ)、公開収録はいろいろなことが分かって、とっても楽しかった。

スタジアムに戻りながら、スマホをチェックしたら、ちょうど、以前から湯郷を応援されているのでお知り合いになった方から連絡いただいて。
その方がいつも観戦していらっしゃるメインスタンドの特等席(何がどう特等席かは秘密です♪)で一緒に観戦させていただくことに。
この日に、開催されていたフリーマーケットは時間的に余裕がなくて、ちょっと通りかかっただけで、ほとんど何も見られず〜。この日放出されたというパルセイロの歴代会員グッズは売り切れちゃったかな?
チケット売場で、会員になったときにいただいた優待券でメインスタンドのチケットを購入して、荷物を置いていた自由席の列で入場して、メインスタンドへ移動。
ちょっと小腹が減ったので、メインスタンド側にあるスタジアムグルメのお店で(小林食品さんだそうです。ちなみにホームのゴール裏は、ほし☆スタさん)、揚げかまぼこタコ入りを購入。タコが入ってるところがミソです。美味しかった。

そうだ、この日の第2の収穫は、ライオーに会えたこと!
AC長野パルセイロの公式マスコット、ライオーの存在は、先日知ったばかり(旅行記に、、っていいですね笑。詳細は長野公式のこちら)。
そういえば、篠ノ井のお祭りやってたメインストリートのフラッグにも、ちゃんとパルセイロファミリーが全員入ってたな。
練習が終わった後だったかな、試合前のピッチに、子どもたちが保護者の方やライオーと一緒に出てきて、ライオーがゴールを守って(21林崎萌維選手も一緒に)PKをやってた。
それとは多分ちょっと別に、先日の七夕に近い試合のときに募集していた「夢叶えます」のお願い事で、やっぱりこのPKがやりたいってのがあったみたいで、一組のお子さんとお母さんが登場して、ライオー相手にPK。ライオーも見事にトンネルしたりして、ゴールが決まったときはゴール裏の応援団の皆さんもシャナナ(だと思う)をコールしてて、盛り上がってた〜♪

試合に関しては、すでにあちこちに書いたとおり。
本当に選手の皆さん、よく走りました。お疲れさまでした。
私にとっては、長野で応援しはじめて、初めての勝利!(中野さんにとっても長野での初勝利!)
ゴール裏と選手の皆さんが、一体になって喜ぶ様子が嬉しかったです!

帰りはシャトルバスに乗って、その先も順調に帰宅。
途中、長野駅内のコンビニでいつもの通り夕食を調達、そのときに冷凍庫に「鹿肉入りおやき」なるものを発見! お店のレンジでチンして、新幹線の中でもぐもぐ。野沢菜も入った味噌味? けっこう濃い味だったけど、疲れた身体には美味しかった。

以上、何か自分に興味のあることしか書いてない、偏ってる遠征memoでしたm(_ _)m


2017.7.18
【なでしこリーグカップ第8節対日テレ】
なんか、今までのコラムの形だとどうしてもうまく言葉にならないので、、内容的には遠征記だし、もしもし?なんですけど、ちょっと話し方を変えます(17日に出したものを18日に編集済み)。

朝起きて、「もしもし?」更新。この時点で、いつもよりも精神的な余裕があることに気づく。
予定より1時間くらい早く出て、昼食などを買って、地元を出発。
しなの鉄道で発車までに待っているうちに眠くなって、実は前節のときも新幹線の中で少し眠ったのだが、遠征中に、特に行きに眠くなるなど女子サッカーで遠征を始めてから今まであり得ないことだった。どこかで安心している。それは、回復を意味しているのかもしれず、行き先が病気になる前から何度も訪れていた長野だったからかもしれない。
今日は長野で初めて横断幕を掲出させていただきたいと思っていて、事前搬入の14時から14時半までの時間内に間に合うように家を出ていた。予定よりも1本早いしなの鉄道に乗れて、篠ノ井に13時半前に到着。この時点で、雨が降っていなかったので、前日に知ったレンタサイクルを利用することも考えていた。タクシーよりはまだ安い。道順もそれほど難しくなさそうだった。でも駅を降りると、すでにシャトルバスが2台止まっていた。14時からのはずだしな、と思って近づいていったら、係の人が「13時半に1回出しますよ」と言ってくださった。運転手さんを運ぶためだったようだけれど。それに運転手さんと私だけで乗って、スタジアムに到着。横断幕の件は、応援団の方のお一人が、前節の後、私が横断幕のことをつぶやいたときに助け船を出してくださっていて、その方と連絡をとりながら来ていた。事前搬入にも間に合い、横断幕はなんと、応援団で預かってくださることになった。どこの試合でも、事前搬入がある場合は、かなり早く家を出る必要があるので、体力的にも負担があり、このお申し出は本当に泣きたいほど嬉しかった。
その方は、後から横断幕を掲出したところの写真も送ってくださった。横断幕は、フォントを含めた基本的なデザイン、そして湯郷時代のサポの方々と作ったキャッチフレーズはそのまま、仙台ではチームカラーと幕や文字の大きさなどを変えて使っていた。仙台でも横断幕を預かってくださった方がいて、その方が、私がつけていたビニール系の紐から、しっかりした綿の紐に替えてくださった。紐はそれを長野のものに付け替えて使わせていただくことにした。長野ではまたチームカラーに合わせて色などを変え、長野での中野さんの姿を背景に入れてみた。湯郷と、仙台とを経由した、中野さんの歴史を、そのまま持ってきた。嬉しかったのは、ちょうど、昨日はいちばん大きなチーム幕のお隣に掲出していただいたのだが、そのチーム幕の紺とオレンジと、私が横断幕に使用した色がほぼ同じだったこと。相変わらず、地味な横断幕。中野さんに感想を聞いたことはない。聞く機会もない。
入場までの間に少し雨が降ったが、それも入場する頃にはやんで。基本、長野Uスタジアムでは全面屋根があるので、前の方でなければ濡れなくてすむ。それも精神的に楽だ。
この日は、会員になったときにいただいた優待券で、自由席のチケットを買った。今日はバックスタンドで観てみようと思って。バックスタンドの中央寄り、後方の通路脇のところに席が取れた。
チケットホルダーが再発売されると聞いていたので、グッズショップへ。ふと見たら、背番号12のコンフィットTシャツがあった。今年はもう女子のユニは販売されないであろう話を店員さんとして、それを購入することに。トイレで着替えて。ちょっとずつ応援態勢が整ってきた。
ツイッターで見かけた長野の観光ブース?を見ようとアウェイのゴール裏を通りかかったら、日テレのコアサポのおばさまに偶然お目にかかる。中野さんが仙台に来たときに、2月の千葉の交流戦で初めてお会いして、福島での試合のときには偶然居合わせたのでタクシーに一緒に乗せていただいた。そのほかの会場でも対戦するときにお目にかかっていて。自分で話したか覚えがないが、東京の湯郷サポのお友達とその方が私よりも親しいお知り合いなのもあるのだろう、私が中野さんの応援をしていることをご存知で、「長野に来たものね〜」「一緒に写真を撮りましょう」と仰って、どさくさにカメラに収まる。観光ブースは結局よく分からず、席に戻る。
マッチデープログラムの美濃部直彦GMによるマッチプレビュー、前節に触れて、「その中でも新加入の22中野真奈美は元日本女子代表の片鱗を見せる活躍をした。ボールをキープしながらパスをするタイプの選手で、鋭いパスを何度か出していた。もう少し周りとの関係が構築できてくると、もっと決定的な局面をつくり出せると思う。FWやSMFが彼女の特徴を理解し、効果的な動き出しができれば得点が生まれるだろう。」と、中野さんのプレーを評価してくださっていた。
入場前から、湯郷サポでもあるので以前からお知り合いの、長野の近隣にお住まいでよく長野をご覧になっている方とぽつぽつ連絡をとっていた。
試合前の練習が始まる。パス練習をするときに、中野さんは入団してから、メインスタンドにいちばん近いところで、7坂本理保選手とやっていたが、この定位置には、元々、横山久美選手が入っていたんだと、その方が教えてくれた。
中野さんはこの日もスタメンだった。ピッチに入るとき、仙台でしていたときのように、最初に走っていった。長野ではほぼ同時に走っていく選手もいて、仙台のときのように目立ちはしていなかったが。
キックオフは、中野さんと11齊藤あかね選手で。
試合は、序盤できれいに先制され、日テレの巧さが目立つ運びになった。と言っても、ハーフコートゲームではなく、長野も攻めていた。中野さんにもシュートチャンスが二度。前半を0-1で折り返し、このままなら勝敗はまだ分からないとも思えた。
スタジアムの応援のテンションはとても心地よく、背後にいた威勢のいい女性につられて、私もいろいろなチャントをよく歌った。中でも会場とのシンクロを感じたのは「南長野に集う仲間よ 声の限り唄おう 勝利のために」。新入りの私でも、素直な気持ちで歌えた。このスタジアムの威力は、仙台のサポーターとして来ていてアウェイのゴール裏から感じていたが、長野のサポの端くれとして歌うのは、思った以上に嬉しく、応援すること自体が力になるという体験を初めてした。ゴール裏、メインスタンド、バックスタンドの3面からピッチを包むように響き合う声は、バックスタンドの中央寄りの場所から聞いていても、本当に感動的だった。2000人以上の観客がいて初めて、おそらく効果を発揮するものなのだろう。
ピッチで、長野の選手たちも呼応して頑張ってくれているように見えた。
長野の応援で好き、というかいちばん素晴らしいなと思うところは、選手がナイスプレーをしたときに、例えば最終的にシュートをした選手だけのコールをするのではなく、それにつながる一連のプレーでいちばんよい動きをした選手のコールから順にしていく、というところだ。試合の動きをよく見ていないとできないコールだと思う。
後半。応援の加勢はあったものの、日テレのパス回しはますます効果的に働いた。日テレは2点目を入れた後も、スピードと威力のあるFW植木理子選手を入れてきては彼女に見事に得点され、FKの名手・上辻佑実選手を入れてきては直後のFKチャンスから、長野の中野さんを含む3人の壁を越えて直接決められた。
こう書くと、沈鬱な雰囲気を想像するだろうが、南長野のスタジアムは前向きな応援を緩めることなく、選手たちを鼓舞しつづけた。
結果は0-4。
完敗だったのだけれど、なぜかスタジアムの雰囲気は前向きなままだった。長野のサポの方たちが、気落ちするどころか、晴れ晴れと「いいものを観た」「応援する楽しみができた」とツイッターでつぶやくのを見かけて、私も本当にその通りだと思った。「南長野劇場」という言葉は、どこで聞いたのだろう、自作でないことは確かだが、この「南長野劇場」では、こんなふうに相手がすごすぎたという一幕もありだと、私もツイートした。
長野はここまで、ほとんど最速と言っていい速さで上り詰めてきた。昨年は1部に上がった最初の年であるにもかかわらず、リーグ2位(すみません、3位でした!)。主力である横山久美選手がドイツに渡ることになり、横山選手が抜けて3試合目=中野さんが入って3試合目。まだ模索は続くだろう。
でも、今、この機会に中野さんとともにこの状況に居合わせたことを、私はこれからのチームの成長を見守れる立場として、幸運にも幸福にも思った。
中野さんに、私を長野に連れてきてくれたことを、改めて感謝した。
この日も中野さんはフル出場だった。試合後、本田美登里監督がコメントで、「我々のスタイルに中野選手を加え幅と厚みのある攻撃と、もう一度安定感のある守備を取り戻さなければいけないです」と仰っていて、中野さんを定着メンバーとして使っていくおつもりであることを示唆しているように読めて、とても嬉しかった。
回復が待たれた中野さんの体調に関しては、試合前のシュート練習の後に一人でダッシュの練習をしていて、まだ完全ではないのかもしれないが、けっこう奔放な体勢のプレーが多くなってきたので、だいぶ戻してきているという印象だった。
中野さんがボールを持ったとき、あるいはドリブルで突き進み、あっという間にゴールまでの距離を稼ぐとき、会場の期待感が高まるのが分かる。一方で、マッチデープログラムのマッチプレビューであげていただいたような課題は、今節もクリアはできなかった。個人的に、課題として感じたこともある。でもそれは、長野のサポの方たちの言葉に耳を傾けつつ、また、チームの中で調整をしていただいたものの結果を、楽しみにしよう。
試合終了後、ベンチにスタッフとして入っていた?横山久美選手が、早速、中野さんと14泊志穂選手の二人に向かって話をしていた。きっといいアドバイスが受けられただろうと思う。
私はこのチームが勝つところをまだ観ていない。それを、まずは心待ちに。
選手の皆さんがメイン、バック、ゴール裏、3方向への挨拶終了後、この日は中野さんはメインスタンドでたくさんファンサをしていた。その姿をバックスタンドから眺めていた。その後、中野さんがベンチに座って、立っている監督とコーチと3人で話していた。それから、監督と2人になって、監督が中野さんを見つめるまなざしに、ふと、2007年に中野さんが本田監督に誘われて湯郷に来た頃の、地元のテレビ番組の動画のことが思い浮かんだ。中野さんは新加入メンバーとして最初はチームの真ん中へんで紹介をされていたのだが、番組が進むにつれて、中野さんはどんどんチームのメンバーから(というかテレビの画面内から)離れて、引きの画面になるとぽつんと一人で立っていたりして、それがよく印象に残っている(その動画はもうずいぶん昔になくなってしまった)。監督は、その頃の無愛想でシャイでひねくれたところもある中野さんのことも知っている人なのだ。だから、私はとても安心している。最後に2人がロッカールームに引き上げていくまで、のんびり見ていた。
それから、撤収。メインスタンドに座っておられた湯郷サポの方のところに行って、中野さんに差し入れたのと同じというお土産をいただく。
それから一緒にスタジアムを出て、私は出発しそうだったシャトルバスに走っていって乗って(こういうときでも長野の人は急がせるのでなく、「大丈夫、歩いて歩いて」と言ってくれた)、篠ノ井駅で15分後くらい後に来たしなの鉄道で長野に戻った。改札のところにある新幹線の切符を買える窓口で、「自由席のある、すぐ出る新幹線があるよ」と言ってもらったのだが、お弁当を買いたい旨を告げると、駅員さんが「しばらく後になっちゃいますよ」と申し訳なさそうに言うので、「どのくらいでしょう?」と聞いたら、たった30分後だったので、「それに乗ります!」と言って、待合室脇のコンビニでお弁当を買って、待合室で食事。ちなみに今日は函館のお弁当はなかった。何というか、長野でお会いした人たちの気遣いの仕方や時間感覚は、お互いに無理がないように、適度な距離感でほのぼのしてるなと思う。私にとってはそれがとても心地よい。
それは、ここのところずっと、いろいろな長野サポの方のブログやツイートを拝見したり、お話をさせていただいているところからも感じている。的確な指摘をしていながら、熱くなりすぎたり皮肉になりすぎたりしない賢明なテンション。
新幹線でコンビニで買った善光寺浪漫ビールの黒と、自販機で売られていた信州そば茶を飲みながら、大宮へ。落雷による信号事故で少し手間取るも、無事に帰宅。いまだ元気な自分に驚きながら、シャワーを浴びて、少し作業をして眠った。